旧上郷中学校を2015年夏にリノベーションし誕生した 越後妻有「上郷クローブ座」。
地域におけるパフォーミング・アーツの可能性を探り、都市と地域の交換の場となる事を目指しています。
Photo: Gentaro Ishizuka
新潟県にある越後妻有「上郷クローブ座」は2012年に閉校した津南町立上郷中学校を改修して2015 年に誕生しました。この地で開催されている「大地の芸術祭」におけるパフォーミング・アーツの拠点であるとともに、2011年3月12日に起こった長野県北部地震で被災した上郷地区の復興への願いも込められた施設です。「クローブ座」という名前はシェイクスピアが活躍していたロンドンの「グローブ座」と、津南町特産のつなんポークによく合うスパイス「クローブ」に由来しています。
芸術祭の会期中には国内外から作家を招聘し、アーティスト・イン・レジデンスで作品制作をしたのちに公演を行います。また通年で、プロアマ問わず音楽・ダンス・演劇など、滞在制作、合宿稽古、公演を希望される団体を募集しています。
館内には宿泊施設と仮設劇場のほかにアート作品が展示されており、女衆(おんなしょ、地域のお母さんたち)が演劇をしながらお料理を出す、「上郷クローブ座レストラン」も期間限定でオープンします。このように上郷クローブ座は多様な側面をもち、それらを地域の方々と協働で運営することによって、他にはない交流体験の場になっています。
上郷クローブ座は、さまざまな団体宿泊にご利用できる施設です。パフォーミング・アーツの稽古利用はもちろん、教育合宿、企業研修などにも使用されています。宿泊施設だけではなく、大地の芸術祭や地域振興に関する講演や、地域交流プログラムのコーディネートも行います。まずはお気軽にお問い合わせください。
© Photo by Yanagi Ayumi
宿泊施設と仮設劇場が一体となることで、集中して作品制作に取り組めます。地域や自然と関わりながら作品をつくり、公演を行ってみませんか?
宿泊施設のみのご利用も可能で、研修や合宿に最適です。大地の芸術祭や地域交流などをテーマに研修やツアーのご提案も可能です。