越後妻有地域で開催されている大地の芸術祭のプロジェクトとして生まれた越後妻有「上郷クローブ座」では、中学校だった頃の趣を残した教室や校舎に作品が展示され、芸術祭の開催中に鑑賞できます。なお、時期によって鑑賞できる作品は異なります。

今見られる作品


展示作品

浅葉克己《「上郷クローブ座」看板ロゴタイプ》

Asaba Katsumi《Text design, Kamigo Clove Theatre》
上郷の「郷」の甲骨文字は、食べ物をはさんで左右に人が向かい合っている様を表しており、まさに上郷クローブ座がめざす姿を示しています。外構サインは夕方になるとネオンで光り、廃校に華やかな明かりを灯します(2015年制作)。

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© Photo by Ishizuka Gentaro

ニコラ・ダロ《上郷バンド―四季の歌》

Nicolas Darrot《The Kamigo Band – Songs for the Seasons》
古民家をかたどった舞台で生き物の姿をした自動人形が楽曲を演奏します。楽曲は地域の人々のヒアリングをもとにつくられたオリジナルのものです(2018年制作)。

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© Photo by Kioku Keizo

その他の展示作品


パフォーミングアーツ(公演作品)

体育館を改修した仮設劇場では国内外から作家を招聘し、アーティスト・イン・レジデンスで制作から公演までを行っています。今後の公演情報については大地の芸術祭HPをご覧ください。

ニブロール《距離のない旅》

Nibroll《A journey without distance》
宮沢賢治の鮮烈な短編『ガドルフの百合』をベースにした不確かな旅の物語。上郷クローブ座の建物全体を舞台にした回遊型パフォーマンス作品を上演しました(2022年制作)。

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© Photo by Nakamura Osamu

サンプル/松井周《自慢の息子》

SAMPLE / Matsui Shu《Proud Son》
「自慢の息子」(2010年初演/第55回岸田國士戯曲賞 受賞作品)を6年ぶりにリクリエイション、上演しました。2018年の現代を、越後妻有の山と川の空気を織り交ぜ、新キャストでスケッチした作品です(2018年制作)。

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© Photo by Yanagi Ayumi

ネオン・ダンス《パズル・クリーチャー》

Neon Dance 《Puzzle Creature》
国際的に活動するダンスカンパニー、ネオン・ダンスは映像や音楽など多様なジャンルとのコラボレーションで知られています。上郷クローブ座では荒川修作+マドリン・ギンズの世界からインスピレーションを受けて制作された作品を公演しました。荒川とギンズの創造の源であるヘレン・ケラーに倣ってダンサーたちは日英の手話を駆使し、立体的な音楽と照明、身体表現を通して言葉を超えた言語で語りかけました(2018年制作)。

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© Photo by Yanagi Ayumi

その他の公演作品